昇進・長寿の祝い事  冠婚葬祭の常識とマナー

栄転・昇進・退職・受賞はお世話になった人に心を表すチャンス

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いつも気にかけてくださった先輩、お世話になっている方が、栄転・昇進・退職した場合、どういうポジションに変わられるのかを確認したうえで「栄転御祝」「御餞別」「祝御昇進」などを渡します。

退職をする方には、ねぎらいの言葉を添えて、今後のことなどを聞いておくことも大切です。のちのちブレーンとして相談にのってもらうこともあるかもしれませんから・・・。

また、叙勲受賞や当選・入選を知らされた場合は、ただちにお祝いの電話をかけるか、うかがってお祝いの挨拶をするようにしましよう。受賞者の好みの飲み物や食べ物を知っている場合は、祝杯のお酒や好みの品を持って駆けつけると喜びも深まります。


長寿のお祝いは盛大に(古希、喜寿、傘寿、米寿、卒寿、白寿)

古希(70歳)や喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)の祝いは、元気な姿を見せてあげることが喜ばれます。特に世話になった人たちが発起人となって会員制のパーティーを催せば、コミュニケーションも密になります。この場合、費用とプレゼントは会費でまかなうようにします。

他にも、ゴルフなどの趣味がある人はコンペを開催したり、クルマやバイクが好きなのであればドライブやツーリングに行くなど、楽しい企画を考えたいものです。

上寿のお祝いの品としては、健康器具などを連想しがちですが、特に親しい間柄でないかぎりは避けたほうが無難です。

ワンポイント! 病気のお見舞いで憶えておきたいこと

シクラメンの花はシ=死、ク=苦に通じ、仏花も縁起が悪いので厳禁です。鉢物は「根(値)つく」と言われて嫌われています。その他、散りやすい花、香りの強い花、寂しそうな花も避けるようにしましょう。

病気によっては見舞わずに手紙の方が喜ばれる場合もあります。相手の状態を考えたうえで対応したいものです。見舞う場合は、面会時間や病院内のマナーを守ることも大切です。

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